趣味で毎日を自分らしく!

終活カウンセラーのサラダです。突然ですが質問です。
「あなたは趣味がありますか?」
もし趣味がないのであれば、趣味をみつけましょう。趣味があれば、今よりも豊かな時間がすごせます。
今回は、自分らしく生きるための活動「終活」に欠かせない趣味についてのお話しをいたします。

趣味は人を輝かせる

先日、友人に誘われてフラダンスの発表会を見に行ってきました。趣味の教室だからと高を括っていたのですが、照明の演出やプロのミュージシャンの演奏があり、かなり本格的なステージでした。

あざやかな衣装に身を包んだ若い女性の躍動感あるステージが続く中、スポットライトの中ゆっくりと踊る80代の方に目が奪われました。年齢を重ねても、女性らしい艶やかなドレス姿で人前に出る気持ちの若さに、「もうアラフィフだから」と年齢をいい訳にする自分に喝を入れたくなりました。

発表会終了後、その方とお話をする機会がありました。踊りを覚えるのは以前よりも大変だそうですが、仲間やご家族の応援を励みに続けていらっしゃるそうです。

「今がとっても楽しいの」と自信に満ちた笑顔は眩しいくらいに輝いていました。
趣味は人を輝かせるのだと気がつきました。

ところで趣味ってなに?

趣味とは仕事・職業としてでなはく、個人が楽しみとしている事柄を指します。

趣味と似たような言葉で特技があります。特技は、得意な技術や能力のことです。例えば、「100mを11秒で走れる」「英語が話せる」など、他人と比較して優れた能力や自慢できる技術が特技です。一方、趣味は、個人が楽しみですることですから、能力や技術は関係ありません。「野球鑑賞」「山登り」「釣り」など、自分の好きなことを楽しむのが趣味です。

趣味とは他人と比較や競争をせずに、自分が夢中になって楽しむためだけに行う事柄をさします。

趣味が大切な理由

職場や家庭での役割にひと段落つき、ひとりの時間を持てるようになったら、趣味つまり自分が夢中になって楽しめることを持ってみませんか。

今まで熱中していたことがなくなり、ぽっかりと空いた時間に生きがいを見いだせず、虚無感に襲われる方は少なくありません。空いた時間を自分の楽しみに使うのと使わないのでは、人生のハリに違いがでてきます。

酒井正敬氏の言葉に『趣味とは、仕事に疲れた時の癒し、そして長い老後の最良の友。いわば人生のオアシスである。』があります。言葉のとおり、長い人生の友となり、生きがいとしての趣味があれば、みずみずしくハリのある生き方ができるでしょう。

趣味を持つメリット

『趣味は幸福を担う。多くの副産物を生み出してくれます。』ジョセフ・マーフィーの言葉のとおり、趣味は楽しみだけではなく、多くのメリットを生み出すものです。

趣味に夢中になるとストレスが発散されますし、身体をつかう趣味は健康を長持ちさせてくれます。人と接する機会が増え交友関係が広がります。趣味によっては脳トレになるものもあります。知識を蓄えスキルを磨き、収入を得る人もいます。趣味は気持ちと身体を健やかにし、人とのつながりをつくり、時にはお金を生み出し人生を豊かにしてくれます。

そして、辛く悲しいことがあった時、趣味は支えになります。大切な方を亡くし、ぽっかりと心に穴が空いたように感じる時、没頭できる趣味は悲しみを一時忘れさせ、趣味の仲間が力になってくれることもあるでしょう。

今、仕事や家族のお世話など、熱心に取り組んでいることのすき間時間でも構いません、自分のために趣味持ってみませんか。

今するべき仕事や子育てに熱心に取り組むことは素晴らしいことです。仕事や子育ては多くの場合、終わりがきます。終わりが来た時に、いきいきと自分らしく楽しめる趣味を見つけ、趣味で自分を輝かせてはいかがでしょうか。

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