神棚 Vol.4 ~神封じ~

家族が亡くなったときに家の神棚を閉じて、神棚の正面に白い半紙を貼り、神棚を封印することを神封じと言います。
神封じは信仰する宗旨宗派に関係なくご家庭に神棚があれば必ず行うものです。
今回は神封じについてお話させて頂きます。

なぜ神封じを行うのか

神道では死は穢れ(けがれ)と考えられてきました。神様が穢れに触れると神力が失われるといわれていることから、神様に「穢れ」を近づけないために神封じを行います。

穢れは「気枯れ」からきていると言われ、気はエネルギーや生命力のことです。生命力が枯れるということは死ということになります。

また、遺族の方は大切な人の死に触れることで気持ちが落ち込み、悲しみによってエネルギーや活力が衰えています。このような状態から立ち直るために一定の期間を「穢れの期間」とすることもあり神封じをおこないます。

神封じの手順

1、半紙または白紙(コピー用紙でも)とセロテープを用意します
2、神棚の神様へ挨拶をします
3、家族の誰が亡くなったのかを伝えます
4、神棚のお供えものはすべて(米・水・酒・菓子・榊)は下げます
5、神棚の扉が開いていれば閉めます
6、扉の正面を隠すように半紙や、白紙を貼ります

神封じは第三者が

神封じは穢れが及んでいる遺族では無く、第三者が行うのが望ましいです。

また、神棚は高い位置に設置していることが多いため、作業には十分な注意が必要です。できれば、葬儀社の方にお願いして行ってもらうのが良いでしょう。

そして、神封じを忘れていたことに気づいた場合は、その時からで構いませんので、神封じの手順に沿って行ってください。

もしも、忌中に神封じが取れた場合は付け直しても構いません。遺族の方が封じる場合はご自身を清めてから行うことが大切です。

神封じの期間

神封じを解くのは忌明けとされていますが、神道と仏教は忌明けに違いがあります。神道で言う忌明けは50日間になりますが、仏教では四十九日までが忌中とされています。

神仏習合の日本では仏教を信仰しながら神棚もあり、神道ですが仏壇もあるといった神棚も仏壇もあるご家庭が多くお見受けしますが、仏教を信仰している場合の神封じは49日間、神道の場合は50日間と覚えておくのが良いでしょう。無宗教であっても仏式で葬儀を行われた場合、神封じは49日間になります。

神封じの期間は地域によって異なる場合がありますので地域の方や葬儀社に確認してください。

神封じの期間中は神社への参拝は控えたほうが良いですし、神封じの期間が年末年始の場合でも忌が明けてから参拝するようにしましょう。 もしお札など用意しいたて場合は忌が明けてから交換すると良いでしょう。

神封じの解き方

1、神棚の神様へ挨拶をします
2、正面の扉が閉まっていれば開けます
3、神棚のお供えものや榊をお供えします
4、忌が明けたことをご報告します

神様は普段から私たちの健康や災い事などから守って下さる存在ですので、神封じは大切な儀式です。

家族に不幸があった時は神封じを行うことをおすすめします。 封じ方に不安があれば、近くの方や葬儀社の方にお手伝い頂くと良いでしょう。

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