終活カウンセラーのサラダです。すっかりご無沙汰しておりました。ご無沙汰しておりました間に、皆さんにより深い終活をお伝えできればと終活を探求しておりました。これからもどうぞお付き合いください。
さて、今回は「親孝行」についてお話しいたしましょう。
皆さんは親孝行していますか?親御さんの喜ぶことをして差し上げている方がいる一方で、親孝行なんてしたこともないし、何をしたらいいのか検討もつかないという方もいるでしょう。親孝行未経験の皆さん!自分と親の終活として今日から親孝行を始めましょう!
終活カウンセラーが親孝行を薦めるワケ
終活カウンセラーの私が親孝行を薦めるには理由があります。それは「後悔のない生き方」をしていただきたいからです。
そもそも私がお伝えしている終活とは「人生の終焉を考えることでこれからの人生を自分らしく生きるための活動」です。「自分らしく生きる」とは何か?解釈は様々ありますが「後悔しないで生きる」と捉えることもできます。
つまり、「後悔しない生き方」を薦めることも終活カウンセラーの役目のひとつです。
「親孝行したい時に親はなし」といわれるように、親孝行できる時間は限られています。
親孝行をできずに親を見送り後悔している方は少なくありません。
私は葬儀スタッフをしていた際、ご遺族の方が「もっと一緒に出掛ければよかった」「もっと一緒にいてあげればよかった」と後悔を口にし、涙を流す姿にかけるべき言葉が見つからないことがありました。後悔の涙をこぼす方をひとりでも減らしたい。そのために、親孝行を薦めようと思うようになりました。
もうひとつ、親孝行を薦めるきっかけとなったのが、東北各地で活躍中の演歌歌手米山愛子さんが歌う「紫苑」との出会いでした。
母を亡くした娘のきもちを切々と歌った米山愛子さんの代表作「紫苑」は、仙台在住の山美果風先生が作詞。作曲は津軽平野など吉幾三さんの作品で編曲を担当される野村豊先生が手掛けました。山美さんの詞と米山さん自身の思いが込められて作られたこの曲は、亡き母への愛に心振るわせ頬を涙で濡らさずにはいられない曲です。
以前、米山さんは、歌手活動をしながらお母様の介護をしていました。一緒に旅行に出掛けるなど手厚くお世話をしたそうですが、お母様は天寿を全うし他界。
出来る限りの親孝行をした米山さんの親への思いがあふれる歌に自責の念はありません。親に寄り添い、できる限りの親孝行された米山さんのように生きていただけたらと思い親孝行をお薦めしています。
米山さんの歌を一度聴いてみてくださいね。
米山愛子公式HP https://enka-yoneyama.com/
レッツ親孝行!でも何をすればいいの?
「よし!親孝行をするぞ!」と意気込んではみたものの、何をしたらいいのか皆目見当もつかないという方も少なくないのではないでしょうか。
他の人がどんな親孝行をしているのか気になりますよね。これまでにした親孝行を調査したデータがあります。
この調査によると親孝行としてプレゼントをする方が最も多いようです。
でも、親はプレゼントされるのが一番うれしいのでしょうか?親が望んでいる親孝行も知っておきたいですよね。
元気な姿を見せてくれることを望む親は多く、一緒に何かすることでも十分に親孝行だと思う方が多いことがデータから分かります。親孝行では贈り物をするモノギフトより、一緒に何かをする体験型のコトギフトが喜ばれるようです。
それでは、何をしたらいいのかお困りのあなたへ具体的な親孝行をご紹介いたします。
健康で元気に過ごす
親はいつも子供の幸せを願っているものです。親に喜んでもらいたいと思うなら、まずは自分を幸せにすることから始めましょう。
元気な姿を見せに会いに行く
会いに行くだけでも十分な親孝行です。ちょっとの時間でも顔を見せに出掛けましょう。
連絡をする
子供が忙しいかもと気兼ねして連絡できない方もいます。子供からの電話で元気な声を聴けるだけでも喜ぶ親はたくさんいます。電話が照れ臭い方はLINEでメッセージを送ってみてはいかがでしょうか。
大掃除や衣替え、家の整理を手伝う
高齢になると特に大きいものを動かしたり捨てたりするのが大変です。掃除の手伝いは、大変助かるのでとても喜ばれます。
行きたい場所へ連れて行く
行きたい場所に出かけるのは親に限らず誰でも嬉しいものです。ショッピングモールやテレビで紹介していた場所に一緒に行って思い出を作るのもいいですね。
エンディングノートを一緒に書く
エンディングノートは葬儀や相続などの死後の準備をするだけのノートではありません。これからの人生をより良く生きるために、したいことや会いたい人などの希望を書き出すノートです。ネガティブなイメージを持ちがちなエンディングノートですが、親子でわくわくしながらポジティブな書き込みを増やして、一緒に楽しみを見つけませんか。
いかがでしたか?
親孝行をやるぞ!と肩ひじを張らず、顔を見せてお茶を飲みに行く位の気軽な親孝行からはじめましょう。
もしよければ、どんな親孝行をしたのかお聴かせください。終活プラザで皆さんの親孝行話しお待ちしています。