禅の教えで楽になる一冊「小さな悟り」

考えすぎて疲れていませんか?考えすぎの現代人には禅宗の教えがおススメです。禅宗の教えをシンプルで分かりやすく教えてくれる1冊をご紹介いたします。

小さな悟り
著者 枡野俊明 
ISBN 978-4-8379-8542-6

●著者紹介
曹洞宗徳雄山建功寺住職 桝野俊明 (ますの・しゅんみょう)氏
1953年、神奈川県生まれ。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本文化の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得ています。

●小さな悟りとは?
「小さな悟り」とは、禅宗の教えを基に余計な考え・迷い・情報を取り除いて、人生や生活の本質を直視してシンプルに行動するためのヒントです。悟りと聞くと難しく感じがちですが、本書は優しく語り掛けるような文章は気構えることなく読めます。

●楽になる「小さな悟り」をご紹介
本の中で紹介されている、小さな悟りをご紹介いたします。

まず、「無常」を受け入れる~「小さな悟り」はここからはじまる

仏教の根本思想の一つ「諸行無常」を受け入れることがシンプルに生きるスタート。
諸行無常は「森羅万象、この世で起こることは一切が、片時も留まっていない」という教えです。
 時に思いもよらない事態が自分に降りかかってくることがあります。ジタバタしてもしょうがないことは分かっていても事態に飲み込まれてしまうと忘れてしまうのです。ずっとこのままの状況が続いたら困ってしまう。もし状況が悪化したらどうしよう? などと心配してしまいます。思い切って誰かに相談をしたところで、心配事に囚われているうちは、どんな慰めや励ましも耳に入らないのです。

心配事に囚われている時に思い出したい「小さな悟り」が「諸行無常」です。

ジタバタし出したら「無常、無常」とつぶやくのです。いつまでも状況が同じということはありません。時の流れと共に人は成長し、物事の捉え方は変わります。状況が変わると分かれば感情から解き放たれることができます。移り行く流れに身を任せると腹を決めると、自ずといい方向に考えが変わってくるという教えです。

いかがでしたか?シンプルに生きるために実践しやすい行動や考え方が具体的に書かれているので、考えすぎの方は読んでみてはいかがでしょうか?

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