いつも頑張っているあなたにあったかいごはんが応援してくれるレシピ本

サラダです。今回は空腹にすら気がつかないほどに疲れた夜に、お腹から元気湧いてくるレシピ漫画をご紹介いたします。

疲れた人に夜食を届ける出前店

出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2022/10/20)
ISBN-10 ‏ : ‎ 4046817577

『泣きたい夜の甘味処』で第9回料理レシピ本大賞コミック賞を受賞した作者の中山有香里さんの「癒しレシピシリーズ」第二弾。

茶漬け、ハムエッグ丼、ポトフ、マカロニグラタン、肉うどんなどたっぷり46のレシピつきです。

看護師で絵描きの中山さんが描く淡い色彩のゆるっとした食べ物を眺めていると、ふわ~っと香りが漂うようで鼻の奥がくすぐったくなり、子どもの頃にお母さんがあつあつのごはんでにぎってくれたおむすびを思い出します。

『疲れた人に夜食を届ける出前店』の舞台は、とある町の片隅でクマがはじめた夜食の出前店。従業員のサケ、ゴリラ、ネコたちと疲れた人に温かい夜食を届けます。

本書にもおすすめしたい話が掲載されているのですが、私の一番のお気に入りは、著者のSNSに投稿されている「精霊馬」の話。

精霊馬待ちでごった返すお盆時期のあの世。こっちの世界でお供えされた精霊馬でおうちに戻っていくお仲間を羨まし気に眺める丸川さん。「家族だっていろいろあるんじゃ…」家族が精霊馬をお供えしていないので、おうちに戻るのを躊躇しているようです。しょんぼりしていると丸川さんの名前が呼ばれます。「わしっ…!?」驚きと喜びが混じった表情で見たモノは!

続きはX(旧Twitter)でどうぞ。

悲しくなりがちなあの世の話も「そう来るか」の角度で切り込み、笑いに仕立てるセンスがたまりません。

空腹なのに食欲がなくて、ゴロゴロしながら読んだ後に「ごはん食べよ」と台所に立つ気力が湧いてくるのは、食べることと命がダイレクトに繋がっていることを熟知している中山さんが、「食べてイキロ生きてタベヨウ」のメッセージをこっそり忍び込ませてくれているからではないでしょうか。

疲れた夜はぜひ読んでみてくださいね。

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