住職のお仕事は何をするのですか?
自ら阿弥陀仏の本願を聴聞し続け、伝道教化のために多様な仏事を執り行う。
お寺の主な年間行事って何があるの?
・1月1日「元旦会」除夜の鐘に引き続き厳修・勤行+法話
・毎月13日「常例法座」勤行+本願寺派布教使による90分の法話(8月除く)
・1月~3月「お講」三つの仏教婦人会の例会 勤行+法話
・3月11日「霊災物故者合同追悼法要」 勤行+法話(60分)
※追悼の鐘14:46 自由参加
・3月彼岸入り日「先祖代々総永代経」午前中1座 勤行+法話(60分)
・5月中旬「初参式」赤ちゃんの初参り、仏参+法話+食事(90分)
※門徒さん以外の方も参加可能
・5月末(2 泊3日)「本山参拝と納骨の旅」本山参拝+分骨を宗祖本廟に納骨
※参加者は「帰敬式」を受式し門主より法名(仏弟子の名乗り)を授かる
・8月13日~15日「盆法要」震災以前の居住地区毎一日2座・各30分
初旬「キッズさんが」(子供会)本堂で仏参+境内でBBQ(休止)
・9月初旬「移動研修旅行」寺壮年会(B)主催
下旬「寺役員移動研修会」門徒総代会主催
・10月初旬「中高生の集い」(芋煮会)(休止)
下旬「移動研修会」寺壮年会(A)
・11月14日~16日「親鸞聖人報恩講」 勤行+法話(外部布教使)4座厳修
・12月31日「除夜会」コロナで自由参加に変更中
※通常は午後11時40分~0時20分、本堂での勤行+住職挨拶後 境内鐘楼堂で鐘撞き
ガレージで、おとそ(たる酒)&豚汁のお振る舞い(参加自由お気軽にご参加ください)
※全門徒対象に年3回「寺報」発行(行事案内・報告等)
※「専能寺@仙台」ブログで行事予定等発信中、ご利用ください
住職様の信条(固く信じて守っている事)とは!
・自ら聴聞し布教を怠らないこと
・ゆりかごからお浄土まで、どの世代でもお寺とのご縁を深めて頂くための寺院活動に努める
・それは決して住職(寺族)の専任業務ではなく、門信徒一丸となって取り組むことが肝心肝要と考える
門徒さんになる場合の取り決めなどはあるのですか?
・基本的に「頼まれ葬儀」は受けていません。門徒登録のある個人・ 世帯との関係性の中での仏事
・所定の門徒登録書を提出頂き、次年度より年間維持費のご納入をお願いしています(※令和5年度より一律1万円)
・現在登録者の墓地使用形態は、境内墓地・地区町村の公営墓地等多様
・墓所をどこに求めていても門徒登録可能です
・専能寺では県内外にご門徒さんがいらっしゃいます
※県外登録25 件(2022 年6月22 現在)
・境内墓地使用者は、墓地管理規定や規約をご承認いただく必要があります
何度でも足を運び、お寺の活動に触れてから入門(登録)してください
門徒登録の有無に関わらず、常例法座など参加可能な行事がありますのでお気軽にお尋ねください
墓所の料金や永代供養料金はどのくらいかかるの?
・境内墓地3 区画 大·小・歴代住職(寺族)との合葬墓、それぞれに永代使用料設定
① 大(旧区画)縦2m20cmx横2m基本「更地」でお渡し
→永代使用料 500,000円
② 小(新区画)縦1m70cmx横1m50cm基本「基礎工事付き」でのお渡し
→永代使用料330,000円
※②新区画造成時は、基礎工事まで終えた状態でのお渡しとなり、別途工事費が加算されます
③ 合葬墓(専能寺無量寿堂) 全骨合葬・納骨後の取り出し不可
→永代使用料1,000,000円
※「〇〇家の墓」同様、代々での使用も可能
※後継者がいないなど一世帯(一代限り:同居家族)での使用も可能
※個人での使用も可能
※既存墓所を「墓仕舞い」しての合葬にも対応
※その場合、専能寺境内墓地使用世帯は更地にしてお寺に返還後改葬・ご納骨。永代使用料は半額
※故人家族存命中は年回忌等を家族主体で行う、以後は専能寺がお手代わりに勤めます
※永代使用料は最初に納めて頂く金額で、以後は年間維持費のみのご納入となります(令和5 年以降)
※故人の納骨の度に永代使用料を納めるのではありません
※永代使用料は分割払いにも応じています
※現在、歴代住職その家族と門徒34 世帯が納骨済み
※納骨された故人の法名は、堂内に漆塗りの札に表記し掲示されます。別途費用が掛かります
※以上、「合葬墓が遺骨捨て場にならないように」との門徒総代会での取り決め事項となっています
◆注意:「永代使用料」とは、墓地区画の購入代金ではありません
宗教法人の土地・区画を、檀信徒としての責務を果たす間「永代にわたり使用を認める」という事であり、区画名義人個人の財産とはなりませんので売買や譲渡などは出来ません
また、お寺との間で区画の使用を取り決めた後(購入とは言わない)に、未使用(墓石の未建立や未納骨)の場合であっても、一定の期間その区画を占有し他の者の利用を制限したことになりますので、返金には応じられません
区画の永代使用を取りやめるときには、管理する宗教法人の取り決めに順じて返還することとなりますので、詳細はお寺にお尋ねください
今までの人生の中で感銘を受けた事や感動したことがあれば教えてください
・3.11 震災直後より、住職坊守が手分けして震災物故者の「枕経」(臨終勤行)に明け暮れお寺に還れない状況の中、北海道を中心に集結した全国の仲間が3月28日より復旧作業を開始
・翌月4月13日には、住職坊守不在の専能寺で「常例法座」再開。ブルーシートで覆われた会館大広間で勤行と法話。その後、瓦礫の山と化した境内で参加者や近隣自宅で作業中の住民を招いてジンギスカンやカジカ鍋の炊き出し。臨終勤行から戻った住職と坊守は、傷だらけの本堂や庫裏、変わり果てた地域の中、お寺の境内に人が集まっている姿を見て感動。北海道の坊守さんが、泥だらけの地面に跪き被災した門徒さんの話しに耳を傾けている姿を見て「お寺のあるべき姿」を垣間見た気がして、その後の復興の礎となった
・立派な建物が無くても、そこに人の話に耳を傾ける住職や坊守(寺族)の姿があれば、門信徒が安心して集える「居場所」になりうることを教えられた
・以後、毎年3.11 震災物故者合同追悼法要を全国のなかまの協力の元厳修
お休みの日の過ごし方や趣味などあれば、教えてください
・定休日無し、週末・祝日は年回忌法要が入るため、一般的に考えられる休暇・休日は無い
・亡き父(前住職)も多忙を極めていたが、マイカー(UP20→KE20)で家族そろって近県ドライブが幼少の頃の思い出
・その影響か、自動車が好きで乗れなくとも所有していること自体が趣味になってしまっている?悲しいことだ
今後、どんなお寺にしていきたいですか?
・蒲生の地で、元亀元年(1570年)より四百有余年の歴史を刻む専能寺。お寺は、住職の財産、持ち物ではなく、親鸞聖人の伝え遺してくださった「念仏往生」の教えを聞くために建てられ護持されてきた道場。それは、お念仏を心の依りどころとする門徒ひとりひとりの為の「お念仏の道場」であり、その伝道布教の場であるお寺に居住して護持・運営を任ぜられた職を「住職」と心して、慶長・平成 と二度の津波被害に遭いながらも立ち続けてきた「おらほのお寺」 を、門信徒一人一人が「おらいのお寺」「私のお寺」と言えるような取り組みを続けていきたいと考えている。(称名)
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