弔電を送りたいけどどうしたらいいの? part1

 ご親戚やご友人、またはお取引先の方の訃報に際し、弔電を送ることがあるでしょう。

初めて送る方にとって、どのように手配したらいいのか、どのくらいの金額なのかとわからないことも多いと思います。 弔電については2回に分けて書いてみたいと思います。

そもそも弔電とはなに?

弔電とは、お通夜や葬儀・告別式に参列できない時などにお悔やみの言葉を送る電報の事です。

電報が日本に誕生したのは明治時代の初期で、電話より約21年も前に誕生しています。1870年に東京─横浜間で始まった電報は、遠く離れた相手に電文が早く届けられる新しい通信手段として重宝がられました。

その後北海道から鹿児島まで電信線が引かれ、1934年には年賀電報、1936年には慶弔電報がスタートしました。

特に弔事において、急な訃報に際しお悔やみの気持ちを急いでお届けしたいというご要望にお応えできる弔電が重要な役割を担ってきました。

どうやって手配すればいいの?

弔電には電話注文や郵便局、インターネットで申し込む方法があります。

電話で注文する場合は115番にかけると、NTT東日本かNTT西日本のお悔やみ弔電サービスにつながります。そこでオペレーターとやりとりをしながら文面や台紙などを決定します。14時までに申し込めば当日に配達してくれるので、緊急時に便利なのがメリットです。

郵便局で申し込む方法には、手書きの文字を送れたり、追跡サービスで配達状況を確認できたりするメリットがあります。

電話をかける時間がない人や、送る前にデザインを確認したい人などには、インターネットからの申し込みがおすすめです。インターネットだと24時間いつでも手配可能です。画面上で弔電の台紙を選ぶことができ、文章も例文を参考にしながら記入できます。スマホなどが普及している背景もあり、手軽に申し込めるので現在はこの申し込み方法が主流になりつつあります。

どのケースでも、申し込みをする前に必ず、通夜や告別式の日時と式場、喪主の氏名を確認しておきましょう。

弔電の金額はどれくらい?

弔電の料金はおおよそ3,000円~5,000円程度です。

種類がいろいろありますので、1,000円代から10,000円代のものもあります。電報に記載する文字数と選んだ台紙によって金額が異なります。

メッセージカードのみ、うるしやちりめんで装飾されたもの、押し花やプリザーブドフラワー、お線香がついているものなど種類は様々です。

弔電はいつ出したらいいの?

弔電は遅くともお通夜の日には届くように手配しましょう。

弔電を読み上げるのは基本的に葬儀・告別式になります。喪主様には弔電を読み上げる順番を決めていただくようになりますので早めに手配した方がよろしいでしょう。

経験しないとわからないことも多い弔電の手配。次回は弔電を送る際に気を付けることや文例などについて書いてみたいと思います。

また、その他よくある質問はこちらからご覧ください。

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