介護と仕事を両立するにはどうしたらいいの?

介護休暇とは

1年に5日(対象家族が2人以上の場合は10日)まで、介護やその他の世話を行うための休暇を取得出来ます。

半日(所定労働時間の2分の1)単位での取得が可能です。

介護休業給付金の内容と受給資格

・介護休業給付金

介護休業中の賃金は無給ですが、雇用保険から「介護給付金」として賃金の67%が支給されます。

給付金の受け取りは、介護休業が終わってからハローワークへの手続きが必要ですが、通常は事業主が行います。

・受給資格

:介護休業を取得した「雇用保険の65歳未満の一般被保険者」であること
:介護休業開始日より前の2年間に、賃金支払い基礎日数が11日以上あること
:雇用契約期間に定めのある人は「同一事業主の下で1年以上雇用が継続している」など一定の条件を満たしていることになります。

介護サービスの種類

介護サービスを選ぶポイントとして、親の病状や希望、家族の事情、経済的な面を考慮し必要なサービスを選びましょう。

・自宅に来てもらう場合の主な介護サービス

:訪問介護➡︎ホームヘルパーが自宅を訪問し排泄、入浴の介助や掃除、洗濯、買い物などの生活支援
:訪問入浴介護➡︎看護、介護職員が自宅を訪問し、持参した浴槽で入浴介護
:訪問看護➡︎看護師が主治医の指示に従い心身のチェックと療養の世話
:訪問リハビリテーション➡︎理学、作業療法士、言語聴覚士が身体機能、回復のためのリハビリ
:夜間対応型訪問➡︎夜間にホームヘルパーが来て、排泄介助を行う

「定期巡回」と緊急時に駆けつける「随時訪問」がある

・施設に通う場合の主な介護サービス

:通所介護➡︎デイサービス
:通所リハビリテーション➡︎リハビリ施設に通い機能訓練や食事、入浴などのサービスを受ける
:認知症対応型通所介護➡︎デイサービスやグループホームなどに通い認知症の専門的なケア、食事、入浴などのサービスを受ける

・宿泊する場合の主なサービス

:短期入所生活介護➡︎ショートステイ・特養に短期間入所し食事、入浴、機能訓練を受ける
:短期入所療養介護➡︎ショートステイ・病院や老健に短期間入所し医療、

看護、機能訓練を受ける

・福祉用具の主なサービス

:福祉用具貸与➡︎車椅子・ベッドなどのレンタル
:特定福祉用具販売➡︎ポータブルトイレ、風呂用椅子など

・民間会社が提供する介護保険以外のサービス

:見守りサービス・配食サービス・移動送迎サービス・訪問理容・美容サービスなどが有りサービスを活用することで親の生活が支えられ、また家族の負担も軽減されます。

いかがでしたでしょうか!
仕事をしながら先の見えない親の介護は想像以上に困難なことが多く有ります。一人で抱え込まずに地域包括支援センターに相談しましょう。

プロのアドバイスが心の支えになります。

おすすめの記事