趣味として楽しむ歴史

紅葉が美しい季節です。紅葉に色づく歴史的名所の旅は格別の楽しさがあります。近年は「歴女」ブームに見られるように歴史を趣味として楽しむ方も増えています。
今回は「趣味として楽しむ歴史」をご紹介いたします。

「趣味として楽しむ歴史」の魅力を進学塾・学習塾 あすなろ学院 多賀城駅前教室 菅澤 一裕先生にご紹介いただきます。菅澤先生は社会科講師の知識を活かし、歴史小話を執筆されています。

まずは、歴史を趣味にするメリットについて教えていただきましょう!

歴史を趣味にするメリット

普段見ている景色が違って見える

身近な歴史から調べ知っていくと、普段見慣れている風景がこれまでとは違った景色に見えてきます。日常に変化が生まれ、新しい視点を持つことができます。

現代社会の様々な問題を深く知ることができる

今この世の中に起こっている様々な問題には、「歴史的背景」が伴っている場合が多くあります。背景を知ることで問題について考え、より深く理解することができます。

歴史遺跡を巡ることによって、運動になる

壺の碑 (撮影 あすなろ学院 菅澤一裕先生)

歴史の学習方法に「フィールドワーク」という学習方法があります。実際にその場を訪れる学習する方法です。近年では、各地で歴史遺産のわかりやすい地図が無料で公開されています。地図を片手に出かけるフィールドワークは散策として楽しむこともできますし、軽い運動になります。

私、サラダは知的好奇心を刺激され、ごんきや本社近くの壺の碑(つぼのいしぶみ)へ出掛けてみました。
壺の碑付近は勾配があり、のんびり散歩コースに最適です。江戸時代の俳人松尾芭蕉が、「泪(なみだ)も落つるばかり也」と、壺の碑との対面の感動を『おくのほそ道』にしたためています。時を超えて芭蕉と同じ場所に立っていると様々な思いが去来します。歴史を知ることで、眺めるだけの景色に心を揺さぶられる初めての経験でした。歴史って面白い!
趣味としてもっと歴史を楽しむにはどうしたらいいか伺いました。

趣味として歴史を楽しむ方法

「守備範囲」を決める

「守備範囲」というと大げさに聞こえますが、「自分の興味・関心があるところ」について、決めておくといいかもしれません。
例えば、日本史だけ例にとっても、「古代史」「中世史」「幕末史」などの区分がありますし、時代区分以外にも、「絵画」「鎧・甲冑」「城跡」「街道」といった具合に、さまざまな分類が挙げられます。
また、日本史だけではなく、欧米史や、東洋史なども調べてみると、日本とは異なる、様々な興味深い歴史がたくさんあります。 学生時代に何を勉強していたということはあまり関係なく、現時点での興味がわく分野を選ぶと、より楽しむことができます。

図書館・博物館で調べる

「守備範囲」を決めたら、次は「下調べ」です。まずは、文献を読んで下調べをしましょう。適切な文献が分からない場合は図書館が便利です。図書館には、その地域の歴史を特集しているコーナーがあります。コーナーがない場合でも、職員に、「○○について調べたいのですが…」と尋ねてみてください。どの本を調べればよいかを教えてくれます。(これを「レファレンス」といいます。)近くの博物館や史料館もおすすめです。身近な地域の歴史が知ることができます。

学習した内容をもとに、Let'sフィールドワーク!

学習した知識をもとにフィールドワークへ出掛けましょう!フィールドワークは「趣味としての歴史」の醍醐味です。実際に現地を訪れてその場の雰囲気や土地の様子などを確認すると、感動や別の疑問点が浮かんでくるかと思います。

歴史サークルや研究会に参加する

同じ興味を持った「歴史仲間」と一緒に活動することも、「趣味としての歴史の楽しみ方」です。仲間との繋がりはサークル活動や博物館の「友の会」から始まり、最終的には研究会や学会まで続きます。趣味の域を超えてきそうですが、歴史の道を究めようとすると終わりがありません。

歴史は図書館や博物館での情報収集やフィールドワークがあるアクティブな趣味ですね。 仲間との知識を深め合えば、さらに楽しめる趣味になるでしょう。楽しみながら歴史を学んでみてはいかがでしょうか。

あすなろ学院多賀城駅前教室

菅澤先生が講師を務めるあすなろ学院多賀城駅前教室は多賀城市内だけではなく、近隣の地域も含む、地域密着型の学習塾です。中学生では少人数集団指導を、小学生・高校生を含むすべての学年に、個別指導を完備しております。 ご家庭のご希望に添えるよう、様々な学習方法のご提案が可能です。まずは一度教室にお問い合わせください。

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