確定申告は知っていても、準確定申告はどうでしょう?
聞いたことがない方もいるのではないでしょうか。
「準確定申告」について相続サポートセンター所長の佐藤様とスタッフの管野様にわかりやすく解説していただきました。
知らない方も、知っている方も、ここで理解を深めましょう。
この記事で出てくる相続用語
【被相続人】 亡くなった人、故人
【相続人】 被相続人の財産を引き継ぐ権利がある人
仙台相続サポートセンターさまご紹介
佐藤 智春さん
仙台相続サポートセンター所長 相続専門税理士
専門分野相続税・贈与税・所得税・事業承継・黒字解散
管野さん
仙台相続サポートセンター新人スタッフ
準確定申告とは
「確定申告は聞いたことがありますが、“準”確定申告とは何でしょうか。」
「準確定申告とは、被相続人の生前の所得について、相続人が代わって行う確定申告です。確定申告は前年の1/1~12/31の所得について申告するものですが、準確定申告は亡くなられた年の1/1~死亡日までに発生している所得について申告をします。」
「準確定申告は確定申告と同じ時期にすればよいのでしょうか?」
「いいえ。準確定申告は亡くなったことを知った日から4ヶ月以内にしなければなりません。したがって時期が決まっている確定申告と違い、準確定申告の期限は人によって様々です。」
準確定申告をしなければいけない人
「準確定申告をしなければいけないのはどういった人になるのでしょうか。」
「準確定申告が必要な方の条件は以下の通りです。」
「被相続人が亡くなる以前に確定申告をしていたという場合は、準確定申告が必要かどうかの簡単な目安になります。」
準確定申告の手続き
「準確定申告の申告先はどこになるのでしょうか。」
「申告先は被相続人の死亡日時点の住所地を管轄する税務署になります。」
「近くの税務署では出来ないのですね・・・」
「郵送でも提出できるので、遠くに住んでいた場合も申告は可能ですよ。」
「準確定申告にはどんな資料が必要になってくるのでしょうか。」
「必要書類は以下の通りです。」
「場合によっては上記の他にも書類を要求されることもあります。」
「準確定申告をせずに放置したり、申告期限に遅れてしまったりするとどうなりますか?」
「加算税や延滞税といった追徴税が課されることがあります。」
「申告期限の4か月もあっという間なので気を付けなければいけませんね・・・」
「自分は準確定申告をしなければならないのかわからない、申告の仕方がわからない、という方はぜひ仙台相続サポートセンターにご相談ください。」
何となく知っていてもいざ自分でやるとなると、あれこれ疑問が出てくるものです。
相続手続きを色々行う中、期限の4ケ月は、あっという間かもしれませんよ。
困ったときは、迷わずプロに相談しましょう。
それでは、身近な相続の話、次回もお楽しみに。